愛さんが虹の橋を渡って10日。
愛さんは、蘭さんとパピずと一緒に自宅に鎮座しています。
日々手を合わせながら1日の報告をして。
毎日の出勤に愛さんがいなくなって、集合住宅の出入り時に使うカートが広くなったな。。。。
と感じながら空を見上げ、穏やかな日を過ごしています。

さて。
5月の麗ちゃんの出産で7頭もの仔犬が虹の橋を渡った理由。。。
獣医、アメリカ、カナダ、オーストラリアのブリーダーさんたちと相談しながら、
考えられる原因の可能性をひとつづつ探り、今後回避できるリスクはないのか確認します。

もともとできる検査はしたうえで、血統も考慮して進めているので、やっていなかったのは一つだけ。
血液型検査。
犬の血液型ってご存知ですか?
Dog Erythrocyte Antigen(DEA)分類による方法で、国際標準としては13の血液型。
日本では9種類に分類されています。
んで、細かい事をすっ飛ばすと、←細かい事知りたい方はここ。
重要なのは、DEA1・1抗原を持っているか((+)陽性)、否か((-)陰性)を判定すること。
通常、DEA1.1(+):DEA1.1(-)の比率は7:3です。
7割がDEA1.1(+)の為、ブリーディング時に検査はしないのが一般的で、輸血等をする際以外は、
通常調べる事もないと思います。
3頭の結果は
麗ちゃん DEA1.1(+)
慶くん DEA1.1(+)
頼くん DEA1.1(+) で全員陽性でした。
このDEA1.1(+)とDEA1.1(-)で交配すると、母犬と抗原の違う仔犬が産まれる可能性があり、
抗原が違うと仔犬が新生子溶血(初乳を飲んだ仔犬の体に初乳に含まれる母犬の抗体が吸収され、
赤血球を壊してしまう反応をおこすこと)を起こし、最悪のケースでは死に至る可能性があります。
この組み合わせでの交配時の仔犬はすぐに仔犬を母犬から離し人工乳を与える(初乳を飲ませない事)。
ことで予防できます。
原因も結論もでず。。。改めて命の尊さとブリーディングの難しさを痛感したのでした。
で、検査が終わったので、皆で遊ぶ~~~!!!


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