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ペンブロークとカーディガンは外見上よく酷似していて双者の違いは「尻尾があるか、ないか」
と思われている方がほとんどかも知れません。
実際に、WEBサイトや書籍ではそのように紹介されています。

しかし、
尻尾のあるなしではなく、カーディガンは骨格もがっちりしていて、耳の大きさや形、も違います
もちろん、性格も違います
カーディガンと暮らすと、ペンブロークよりテンションが高く積極的な仔が多いです。
大きく分けると、

・人懐っこく友好的なタイプ
・警戒心があり慣れない人には距離をおくタイプ。
・その両方を合わせもつタイプ。

牧羊犬として暮らしてきているので、攻撃的な面はなく、頑固な面はありますが、忠実で作業能力が高いです。
カーディガンは、飼主以外にツンデレ。という仔が多い気がします。

カーディガンはダックスフンドと同系統、ペンブロークは、ポメラニアンやスピッツ系統から作出された
言われており、全く別の系統の犬種です。両者ともよく吠える傾向をもっています

じゃぁ、なぜこんなに酷似しているの?といえば…
外見上酷似しているのは19世紀中頃以前に、2種がよく交雑されていた為です。

じゃぁ、なぜこんなに交配されたの?といえば…

まず、カーディガンの歴史を。
コーギーは紀元前1200年前イギリスのウェールズ、カーディガンシャー地方にやってきました。
ミッド・カーディガンシャーのブロナント村は、初期のケルト人の特別な要塞であり、用心深く賢いコーギーは、
大昔からケルト人の宝として、何世代も家族の一員として語り継がれ、受け継がれてきました。

用途は多岐に渡りましたが、子守りをしたり獲物を追い回したりするのは、当時とても重要なことでした。
数百年前、英国の全ての土地を国有したのは国王であり、農夫たちは家の周囲数ヘーカーしか囲う事が
許されなくなりました。

コーギーの仕事は、牧牛の番をする変わりに、牧羊犬とは逆の「自分の土地」に入ってくる他の農夫の放牛に
踵に咬みつき遠くへ追い払う仕事となりました。
やがて、国王の土地が分割され、農夫に売り渡され、柵が作れるようになってコーギーの働きも不要となりました。

その為、
大多数の農夫の手元はにコーギーは、手元に置く余裕のない贅沢品と化しました。
農夫たちは血統登録の事を知らなかったが、コーギーは優れた作業犬である必要があったため、
今日でも及びつかないほどの選択繁殖の方針が存在しました。

牧羊犬としての能力を必要とした農夫たちは、牧羊犬との交雑を試み、ブリンドルの牧羊犬との交雑は
思いがけず成功し、その子孫はコーギーの気質を顕著に、ブリンドルの被毛と受け継ぎました。

では、
ペンブロークと交配した理由に入りますね。

貧しい農夫の元で次々に生まれるカーディガンの仔犬は小作農の重荷でしかありませんでした。
仔犬を手元においておけば食べされなければならず費用がかかるからです。

ある、商売気の富んだ若者が、一つのつがいのカーディガンの仔犬をポケットにいれて、
隣の州へ向かい、金を手に入れて故郷に戻った若者をみて、他の若者も真似をした。
この隣の州がペンブロークシャーで、同じ地方で飼育される二つの犬種が、
ある時期に交配されていただろう事は極めて当然です。

ドッグ・ショー愛好家の注目を浴び始めた2種類のコーギーは、当時盛んに交配されました。
両犬種の知識がほとんどなく、同一犬種と扱われた為、当然のように行われていたのです。

1934年に別の犬種であることが英国で確認されましたが、以前に犬種間の交配がかなりな程度行われていた為、犬種の分別は困難な作業となりました。

1934年ペンブロークが250頭の登録に対し、カーディガンは59頭。
当時のカーディガンはタイプに統一性が低く、原産地ウェールズでは絶滅寸前でした。

太古以来、プロナントで活躍してきたオリジナル・タイプのコーギーは、カーディガンに酷似してます。
この古い血統を保存できたのは、ひとえに近代のブリーダーの努力によるものです。(AKC文献より)

カーディガンはコーギーの原種に若干の牧羊犬の血液をいれた、純粋なコーギーにより近い、と言われています。
ペンブロークのように改良が進んでいませんので、元々の牧羊犬としての血を強く受け継いでいます。
その為、ペンブロークより吠えやすい、活発、といった特徴が見られます。
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