皆さま、お馴染み?のコーギー、実は2種類いて。日本で見かける90%以上は、
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークと呼ばれる尻尾のない桃尻さんです。
近年は断尾していないペンブロークを見かけるようになりましたが。

日本のペンブロークは小泉今日子さんの『午後の紅茶』のCMに登場してから人気が出た、といわれています。
日本での新規登録数は12位の5,612頭(2014年JKC)です。
cadi1.jpg

対する、ウェルシュ・コーギー・カーディガンは70位の72頭(2014年JKC)です。
2013年:70頭2012年:93頭2011年:79頭2010年:113頭

常に70位前後の登録数ですが、2010年以降は100頭を割り込んでいます。

私が危惧しているのは、少ない頭数でのブリーディングをすることで、血縁ばかりになり、遺伝疾患等が発症する事。

近い血縁でのブリーディングは、両親の血縁が近い為、その両者が共通の劣性遺伝子持つ可能性が
高くなり、障害をもたらしたり、致死性のある遺伝子が顕在化しやすく、内臓疾患や骨格異常をはじめとする
先天異常が発生しやすくなります。


cadi2.jpg

数が少ないならば、それを回避する為、血縁でないものを…と考えるべきなのですが、
残念ながら、日本のカーディガンにおいて、それはなされておらず、現在日本にいるカーディガンの90%以上が
親戚となっており、危機的状況になっています。

実際に稀に見かけるカーディガンは身体のラインが細く、小さくなり、本来もつカーディガンの身体とは
かけ離れた仔がとても多い…

これ以上、日本にいるカーディガンでブリーディングすれば、大きな健康障害を起こす可能性が高い。

それを回避したい、と慶くん麗ちゃん海外から迎えました

原産国、英国のThe Kennel Club(KC)では、PRA(進行性網膜萎縮)検査とそのクリアが犬種登録に義務づけられました。

cadi3.jpg
ブルーマールのカーディガン

バリエーションが多く、「マール遺伝子(ぶち柄を作るために マール遺伝子は、部分的に色素生成を抑制)」
でのカラーが認められるカーディガンでは、マール色でのブリーディングについて制限をかけ、
「ブルーマール以外のマール色をもつ犬は登録できない」とし危険なブリーディングが行われないように抑制されています。

毛色と遺伝疾患の関係性に基づき、許容される色が制限されています。

The Kennel Club(KC)American Kennel Club(AKC)で制限がかかっているのに…

全ての色とそのブリーディングが認められる日本では全ての色が認められている為、
健康障害を及ぼす危険のあるブリーディングが行われているのが現実です。

日本のカーディガンを守りたい、スタンダードを守りたい、遺伝疾患に配慮したブリーディングを…

慶くんと麗ちゃんは、カーディガンで懸りやすいPRAを始めとする遺伝子疾患の検査を行いました。
ともに、全てクリアしています。
スポンサーサイト

ウェルシュカーディガンとは ‐歴史‐

2014年11月9日 FCI九州

comment iconコメント ( 0 )

コメントの投稿